2014年3月16日日曜日

(1)

アは21・98の公倍数、イは21・35の公倍数、ウは35・98の公倍数と言い換えて、解答を導くことが重要ですが、今回は素因数分解や約数・倍数の本質的な性質から考えてみましょう。
  (ア、イ)の最大公約数21 = 3×7
  (イ、ウ)の最大公約数35 = 7×5
  (ウ、ア)の最大公約数98 = 2×7×7より
  ア= 2×3×7×7×● = 294×●
  イ= 3×5×7×■  = 105×■
  ウ= 2×5×7×7×▲ = 490×▲とおくことができる
  ●■▲は互いに素で、
  また、●は5と互いに素
     ■は2、7と互いに素
     ▲は3と互いに素だから
   ア+イ+ウ≦1000より
  (●、■、▲)= (1、1、1)に確定する
  よって ア=294 イ=105 ウ=490
今回はア・イ・ウの合計が1000以下という条件もあり、そのまま全て最小公倍数が答えになるという易しい出題でしたが、本来は上記のように倍数の条件を照らし合わせて解くことが重要です。

(2)

角(い)の大きさを①と置いて、P~Qの長さが、Q~Rの長さの5倍という状況を式で整理しましょう。こちらも開成受験生ならば絶対に落とせない、中学受験算数における典型題です。

特殊な設定の時計算は、難関校において時々見られるテーマですが、典型問題の演習を数多く重ねた受験生にとっては「長針:6度/分」「短針:0.5度/分」という「常識」が気になって、非常に解きにくく感じられる場合も多いようです。また、この問題では秒針も考える必要があるため非常に高度な処理能力が求められます。(3)は計算処理量も非常に多いので、後回しにしても良いでしょう。

(1)で見取り図を正しく把握できていれば、決して難しくない出題です。四角柱から三角錐台を2つ引くだけの計算は、処理量も決して多くはないので確実に正解しておきましょう。
開成中合格を目指すならば、ここまでは満点を目指したいところです。